Amazon Redshiftが単一クラスタあたり最大10万テーブルまで対応へ。これまでの2万テーブルから拡大
Amazon Web Services(AWS)は、データウェアハウス向けサービスとして提供しているAmazon Redshiftで、単一クラスタあたり最大10万テーブルまで対応を拡張したことを発表しました。対応するノードタイプは、DC2.8XL、DS2.8XL、RA3.4XL、RA3.16XL。
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— Amazon Web Services (@awscloud) September 10, 2020
AWS IoT Device Defender now available in the AWS GovCloud (US-East) Region
Amazon CloudWatch Logs Insights now available in AWS GovCloud (US-East) Region
Amazon Redshift now supports 100K tables in a single clusterhttps://t.co/BWnF2yGYNv pic.twitter.com/TcA6mDo4oi
Amazon Redshiftはいわゆるデータウェアハウスと呼ばれる、ペタバイト級の大規模データに対して集計や分析といった処理を高速に行うためのデータベースサービスです。
これまでもAmazon Redshiftは最大で1クラスタあたり最大2万テーブルを収容可能でした。しかしこれ以上のテーブル数を処理しようとすると、複数のクラスタにテーブルを分散させるか、Amazon S3にテーブルを待避させるといった工夫が必要でした。
この2万テーブルの上限は、ユーザー定義の一時テーブルと、クエリ処理またはシステムメンテナンス中にAmazon Redshiftによって作成される一時テーブルも含まれています。
今回、この上限が最大10万テーブルにまで拡張されたことで、これまで上限に達していたテーブル数のデータでも、テーブルの分散やAmazon S3への待避といった処理が不要になりました。
この拡張は前述の対応ノードで自動的に有効になり、データの取り込みやアプリケーションの変更などは不要とのことです。
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