日本において、5Gやエッジコンピューティングは過度な期待、DevOpsは幻滅期。ガートナー「日本における未来志向型インフラ・テクノロジのハイプ・サイクル:2020年」を発表
ガートナー ジャパンは、「日本における未来志向型インフラ・テクノロジのハイプ・サイクル:2020年」を発表しました。
米調査会社のガートナーは、「先進テクノロジのハイプ・サイクル:2020年」など、グローバルな視点で先進テクノロジーの分類を行っていますが、今回発表されたのは日本において、インフラストラクチャのテクノロジーのうち、特に未来志向型と捉えられるものや、トレンドとなっている注目すべき重要なキーワードを取り上げたもの。
ハイプサイクルは、技術の登場から安定までを5つのステージに分けて説明したものです。5つのステージは、「黎明期」から始まり、「『過度な期待』のピーク期」「幻滅期」「啓蒙活動期」「生産性の安定期」まで。この途中で消えていく技術もあります。
上図に示されたハイプサイクルの左からいくつか注目したいテクノロジを見ていくと、黎明期にあるのが汎用人工知能(AGI)、非中央集権型Web、サービス・メッシュ、エッジAI、デジタルツイン、スマート・ワークスペースなど。
「過度な期待」のピーク期にあるのが、複合現実(MR)、5G、エッジコンピューティング、IoTプラットフォームなど。
「幻滅期」にあるのがLPWA(Low Power Wide Area)、デザイン・シンキング、DevOps、拡張現実(AR)、ブロックチェーン、ロボティック・プロセス・オートメーション(RPA)などとなっていますが、RPAは幻滅期の底を打って本格的な普及を目指し始めているとされています。
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