2020年の国内プライベートクラウド市場規模、コロナの影響で成長鈍化するも前年比2割増の8747億円。4年後の2024年には約3倍の2兆5700億円に。IDC Japan
調査会社のIDC Japanは、国内プライベートクラウド市場予測を発表しました。
発表によると、今年2020年の国内プライベートクラウド市場規模は、新型コロナウイルス感染症の感染拡大によって多くの企業でIT投資の抑制や遅延がみられるなか、成長が鈍化しているとしつつも、前年比19.9%増の8747億円になると予測しています。
2019年~2024年の年間平均成長率は28.6%で推移し、2024年の市場規模は2019年比3.5倍の2兆5658億円になると同社は予測しています。
同社ITサービス リサーチディレクター 松本聡氏は、新型コロナウイルスの影響によって企業のデジタルトランスフォーメーションへの意識が高まり、プライベートクラウドに対する期待も変化が見られる状況下で、「ベンダーは、これまでの延長線上で製品/サービスを強化するのではなく、産業特化型やハイブリッドクラウドを容易に実現するソリューション化が重要となる」と分析しています。
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