今年の国内パブリッククラウドサービス市場規模は1兆円の大台を超える予想、ただし新型コロナウイルスの影響がないとした場合。IDC Japan
IDC Japanは、国内パブリッククラウドサービス市場の予測を発表しました。
同社によると、2019年の国内パブリッククラウドサービス市場規模は、前年比22.9%増の8778億円。2020年にはこれが1兆円の大台を超え、2024年の市場規模は2019年比2.4倍の2兆644億円になるとIDCは予測しています。
ただしIDC Japanはこの予測について、新型コロナウイルスによる影響を考慮していない、としています。この予想を作成していた時期にはまだ新型コロナウイルスの影響がこれほど大きくなることは見通せなかったのでしょう。
新型コロナウイルスの影響による人の移動の制限やそれに伴う産業全体の活動低下は、パブリッククラウドサービス市場の成長にとって大きなマイナス要因でしょう。
一方でリモートワークの増加や在宅における教育やエンターテイメント需要の増加は、パブリッククラウドサービス市場にとって短期的な需要増をもたらす面があります。
IDC Japanだけでなく他の調査会社も、おそらくこうした新型コロナウイルスの影響を考慮した新たな市場予測について検討を始めているところだと思います。
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