「VMware Essential PKS」発表。自社でKubernetesクラスタを構築、運用したい企業向け
VMwareはKubernetesに関する新製品「VMware Essential PKS」を発表しました。
VMware Essential PKSは、社内にKubernetesの専門スタッフを抱え、自社でクラスタの構築、運用をすることによって自社に最適化されたKubernetesクラスタを実現したい企業のための製品です。
VMware Essential PKSでは、いわゆるアップストリームなKubernertes、すなわちCloud Native Computing Foundationとコミュニティが開発しているオリジナルなKubernetesのソースコードから生成された最新のバイナリが提供されます。
それに加えて、Kubernetesのクラスタを構築し運用するためのリファレンスアーキテクチャに関する情報の提供、そしてVMwareによる24時間365日のサポートおよびコンサルティング、トレーニングなどが提供されます。
これらはVMwareが2018年11月に買収した「Heptio」のノウハウがベースになっています。Heptioは、Kubernetesのコンサルティングやトレーニングなどを専門に提供する企業でした。
VMwareはこれで3種類のKubernetes関連製品を提供することになります。
今回発表されたVMware Essential PKSは、Kubernetesを自社に最適化された形で構築運用したいユーザー向け。すでに発表されているVMware Enterprise PKSは、パッケージソリューションとしてKubernetesクラスタを構築運用したいユーザー向け。そしてVMware Cloud PKSはクラウド上でサービスとしてKubernetesクラスタを利用したユーザー向けです。
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