サーバレス基盤の「Salesforce Evergreen」、セールスフォース・ドットコムが発表。Node.js、Java、Apexで関数を定義可能
米セールスフォース・ドットコムは、サンフランシスコでの年次イベント「Dream Force '19」でサーバレス基盤の「Salesforce Evergreen」を発表しました。
Just in from the #DF19 Developer Keynote: We're introducing Salesforce Evergreen, serverless functions and elastic compute for the #Customer360 Platform. Read more in this blog post by Michael Friis. https://t.co/iMILhdwhej pic.twitter.com/YvnjGq6yBs
— Salesforce Developers (@SalesforceDevs) November 20, 2019
Evergreenはフルマネージドなサーバーレス基盤で、Evergreenの関数はNode.js、Java、そして同社の開発言語であるApexで記述可能。
Salesforceのプラットフォームと統合されているため、同社が提供するCRMやマーケティング、コマース、カスタマサービスなどすべてのサービスの機能やデータを統合的に扱えるCustomer 360のイベント、データの変更などをトリガーに、関数をスケーラブルに実行できます。
Evergreenはまた、データストアとして同社がマネージドサービスとして提供するPostgreSQL、Redis、Kafkaを利用可能(おそらくHerokuのサービスを利用すると思われます)。
Dreamforceのデベロッパーキーノートでは、フローチャートのように機能をつなげていくことでアプリケーションを構築できる同社の「Flow Builder」のフローから、Evergreenで定義した関数を呼び出すというデモンストレーションも行われ、Evergreenの機能を簡単に呼び出せることが示されました。
Evergreenは来年2月のSpring ’20のアップデートでデベロッパープレビューが提供される予定です。
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