マイクロソフト、Progressive Web Appsの開発支援ツール「PWA Builder 2.0」公開
マイクロソフトはオープンソースで開発されているProgressive Web Appsの開発支援ツール「PWA Builder 2.0」を公開しました。
Progressive Web Apps(PWA)とは、Webの標準技術を用いて開発されたWebアプリケーションの一種。通常のWebアプリケーションとして振る舞うことに加えて、リソースをローカルに保存しオフラインでの実行にも対応し、Service Workerによるバックグラウンド処理やプッシュ通知なども可能。デスクトップにWebアプリケーション単独のアイコンを登録し、ダブルクリックで実行可能なため、まるでネイティブアプリケーションのように振る舞うことができます。
すでにChrome、Firefox、Safari、iOS、Android、Windowsなど主要なWebブラウザやプラットフォームはPWA対応を実現しており、ネイティブアプリケーションのようにPWAを実行するだけでなく、AppStoreやGoogle Playストアで配布することも可能です。
PWA Builder 2.0はこうしたPWAの開発を支援するため、すでに開発されているPWAの対応度をスコアで示すことでPWAの完成度や足りないところを指摘したり、WebサイトをPWA化するのに必要なManifestファイルやService Workerのためのコードを生成してくれます。
PWAではGeolocationやクリップボードなどにも対応可能で、PWA Builderはそのためのコードスニペットを参照することもできます。
各アプリストア用にパッケージングするためのコードもダウンロードできるようになっています。
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