ブロードコムによるシマンテック買収交渉が進んでいるとの報道
ブロードコムが、セキュリティ大手のシマンテックを買収する方向で交渉を進めていると海外で相次いで報道されています。
最初に報道したのはブルームバーグで、すぐにロイターが続き、その後多くのメディアで報道されています。
- Broadcom Is Said to Be in Advanced Talks to Acquire Symantec - Bloomberg
- Broadcom in advanced talks to buy Symantec: sources - Reuters
ブロードコムは通信機器関連の半導体大手です。2016年にはストレージエリアネットワーク(SAN)やイーサネットスイッチ製品などを提供するブロケードコミュニケーションズシステムズを買収し、LANやSANなどのデータセンターにおける各種ネットワーク全体をカバーする製品群を揃える企業となりました。
参考:半導体ベンダーのブロードコムがブロケードの買収を発表。ただし欲しいのはFC SAN事業だけ、イーサネット事業は買収後すぐに手放すと
2018年には開発ツールやテストツールなどを提供するソフトウェアベンダのCAテクノロジーズを買収。ソフトウェア分野に進出し、事業を多角化していく姿勢を明らかにしました。
今回報道されているシマンテックの買収も、同社がCAテクノロジーズの買収に続き、さらにソフトウェア分野へ事業を広げていく戦略の延長線上にあるものと考えられます。
ブルームバーグの報道によると、交渉は数週間以内に結論が出る見通しとのことです。
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