[速報]Oracle Cloud、東京リージョンを設置。本日から稼働開始。6カ月以内に大阪リージョンも開設
日本オラクルは、Oracle Cloudの東京リージョンを設置し、本日から稼働を開始したことを発表しました。
Oracle Cloudの国内データセンターとしては2016年7月に発表されたオラクルと富士通の協業によるものがすでに稼働していますが、オラクル単独でOracle Cloudのリージョンを国内に設置するのは初めて。大阪リージョンも今後6カ月以内に開設する計画であることが発表されました。
東京リージョンの開設は、2018年10月に米サンフランシスコで行われたイベント「Oracle OpenWorld 2018」で、 2019年中に東京と大阪にデータセンターを開設することが示されていました。
Oracle Cloudの東京リージョンは、同社が第二世代のクラウド「Gen2 Cloud」と呼ぶ最新のアーキテクチャで構築されたもの。顧客が利用するコンピュータとクラウドを管理するコンピュータが完全に分離されるなどにより、セキュアかつ顧客がベアメタルサーバの性能を専有できるといった高性能を特徴としています。
「実際の基幹システムのクラウドへの移行はまだまだ。Gen2 Cloudで、従来のクラウドで実現できなかったセキュリティや性能、拡張性、移行性などを提供していきたい」(日本オラクル 執行役員 クラウドプラットフォーム戦略統括 竹爪慎治氏)
Oracle Cloud東京リージョンでは、主にベアメタルサーバやストレージなどが利用可能なOracle Cloud Infrastructure、データベースサービスを提供するAutonomous Database、Exadata Cloudや、ビッグデータの解析、ハイパフォーマンスコンピューティング環境、クラウドネイティブなアプリケーション環境なども提供されます。
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