「.NET Core 3.0」正式版が登場。Windowsデスクトップアプリ開発可能、exeファイルを生成、マイクロサービス対応など
マイクロソフトはオープンソースで開発している.NETフレームワークの最新版「.NET Core 3.0」正式版のリリースを、オンラインイベント「.NET Conf 2019」で発表しました。
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マイクロソフトが提供するおもなフレームワークには、Windows向けの「.NET Framework」、当初はおもにサーバアプリケーション向けとして登場したオープンソースの「.NET Core」、そしてモバイル向けの「Xamarin」の3つに大別できます。
今回リリースされた「.NET Core 3.0」では、これまで可能だったLinuxやWindows Serverのサーバーアプリケーションの開発に加えて、Windowsデスクトップアプリケーションの開発が可能になったことが最大の特徴です。
以下、.NET Conf 2019で紹介された.NET Core 3.0の特徴を中心に紹介しましょう。
.NET Core 3.0では gRPCなどに対応。マイクロサービスアプリケーションの開発が容易になりました。
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Windowsデスクトップアプリケーションの開発に対応。単独で実行可能なexeファイルも生成可能。WPFとWinFormsもオープンソース化されました。
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Null許容参照型と非Null許容参照型、非同期ストリームなどを備えたC# 8.0も登場。
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C#でシングルページWebアプリケーションを含むフルスタックなWebアプリケーションを開発可能なASP.NET Core 3.0 Blazorも登場。WebAssembly対応のプレビューも。
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そのほか.NET Core 3.0では性能向上を実現。また、限られたメモリやプロセッサ環境でのDockerコンテナへの適応を高めるためガベージコレクタやスレッドプールがアップデートされ、Dockerイメージもより小さくなっているとのこと。
Raspberry PiとARMチップにも対応し、IoTに対応した開発も可能になっています。
11月にはLTS版の.NET Core 3.1が登場
2カ月後の2019年11月には.NET Core 3.1の登場が予定されており、これが3年間サポートが提供されるLTS(Long Term Support:長期サポート)版になります。
そのため.NET Core 3.0で新機能に慣れた上で、本番環境への採用は11月の.NET Core 3.1まで待つのが得策ではないでしょうか。
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そして来年11月には「.NET 5」が登場します。.NET 5では、現在分かれている.NET Core、.NET Framework、Xamarinをすべて統合することが予定されています。
これ以後は、.オープンソースの.NETが唯一の.NETフレームワークとなります。
Windows専用のフレームワークとして登場した.NETフレームワークは、オープンソース化されたうえでWindows、モバイル、Web、ゲーム、IoT、機械学習など、すべてのアプリケーションをカバーするマルチプラットフォーム対応のフレームワークへと大きく変化することになります。
AWSが.NET Foundationに参加
.NET Core 3.0の発表と同時に、AWSの.NET Foundationへの参加が発表されました。
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