[速報]次期Micrsoft Edgeに「Internet Explorer mode」搭載。企業向けにIE11のレンダリングも提供。Microsoft Build 2019
マイクロソフトは米シアトルで開催中のイベント「Microsoft Build 2019」で、次期Microsoft Edgeの企業向け新機能としてInternet Explorer 11と同じ機能をMicrosoft Edge内で提供する「Internet Explorer mode」の搭載を発表しました。
マイクロソフトは昨年12月に、WebブラウザであるMicrosoft Edgeのレンダリングエンジンをそれまで自社開発していたものからオープンソースで開発されているChromiumをベースにしたものへ切り替えると発表していました。
今回の発表は、その次期Microsoft Edgeの新機能の1つとして明らかにされたものです。
「Internet Explorer mode」は、あらかじめ設定された特定のWebサイトをMicrosoft Edgeが表示する際、自動的にInternet Explorer 11と互換のレンダリング機能によってWebサイトを表示するというもの。既存のInternet Explorer専用のWebサイトが残っている企業向けの機能だと説明されています。
The new Internet Explorer mode solves these problems by seamlessly rendering legacy IE-only content in high fidelity inside of Microsoft Edge, without the need to open a separate browser or for the user to change any settings manually. Microsoft Edge uses your existing Enterprise Mode Site List to identify sites which require IE rendering and simply switches to Internet Explorer mode behind the scenes.
この新しいInternet Explorerモードは既存のIE専用コンテンツを忠実にレンダリングする機能をシームレスに提供することで、いちいち新しく別のブラウザを起動したり、ユーザーが設定をマニュアルで変更するといった問題を解決します。Microsoft Edgeは既存のEnterprise Mode Site ListによってIEレンダリングが必要なサイトを特定し、ユーザーが見えないところでシンプルにInternet Explorerモードへ切り替えを行います。
次期Microsoft Edgeには、そのほかにWebページ上の任意の画像やテキストをコピーして組み合わせられる「Collections」などの新機能が搭載されることもあわせて発表されました。
Microsoft Build 2019
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