大規模レイオフを実行したMapR。買収交渉に入った可能性
5月に営業部門を中心に120名の大規模なレイオフを行ったことが明らかになり、先行きが心配されている「MapR Technologies」。
6月13日に同社はブログに「MapR continues to be actively engaged in a strategic transaction with the aim of successfully continuing operations. 」(MapRは事業継続のための戦略的取引を積極的に続けている)と記し、倒産の回避に動いている状況を明らかにしました。
同社は、米国において大規模なレイオフや事業所の閉鎖が行われる場合に企業が事前に提出しなければならない書類であるWARN(Worker Adjustment and Retraining Notification)を米国労働省に提出。それが公開されたことで、経営危機にあることが明らかになっていました。
このとき同社はレイオフの理由を、直接販売から間接販売へと販売手法の切り替えに伴うものだと説明していました。
今回のブログでは事業継続のための取引を続けていると表現していますが、営業関連部門を整理し身軽になった上で、買収先をさがしている可能性が高いと見られます。おそらく買収条件について交渉しているのではないでしょうか。
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