Kuberenetesのスキルは、いま飛び抜けて米国の転職で有利。米Dice&米Indeed
米国の求人情報サイトDiceは、記事「The Top Tech Skills of 2018」で企業の採用担当者のあいだで、Kubernetesのスキルが飛び抜けて求められていることを紹介しています。
グラフの左から赤いマーカーがKubernetes、オレンジのマーカーがTerraform、水色のマーカーがTensorFlow、青いマーカーがブロックチェーン、緑のマーカーがKotlinを示しています。
これを見ると赤のマーカーが示すKubernetesのスキルが飛び抜けて採用担当者から求められ、転職に有利なスキルだといえそうです。そしてその次がTerraformとなっていることから、クラウド上にコンテナのためのインフラを構築するスキルを持ったエンジニアが求められているのではないかと推測できます。
プログラミング言語としてはKotlinの名前があがっています。Kotlinはモバイルアプリケーションの開発によく使われているため、モバイル分野の開発者の求人が多いのかもしれません。
Kubernetesのスキルに求人が集まっていることは、昨年の11月に米転職サイトのIndeedが公開した記事「The Hottest Skills in Tech Job Searches」でも示されています。
この表では、この1年でKubernetesの求人数が173%増加し、増加率で1位になっています。
ちなみに2位はECプラットフォームを構築する「Magento」、3位は電子回路設計を設計するときに用いるVerilog、4位にはGo言語、5位にAnsibleが入っています。
求人に関する2つのデータを見ると、共通しているのは1位のKubernetesが2位以下を大きく引き離していること。どれだけKubernetesのスキルが求められているかが分かります。
とすると、日本でもいまKubernetesのスキルを身につけられれば、この先しばらくは引く手あまた、という状況になるのではないでしょうか。
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