IBM、WatsonをKubernetes対応にした「Watson Anywhere」発表。オンプレミスでもクラウドでもWatsonを実行可能に。IBM Think 2019
IBMはAI機能を提供するWatsonをKubernetes対応にし、オンプレミスやクラウドなど任意の環境で実行可能にした「Watson Anywhere」を、サンフランシスコで開催中のイベント「IBM Think 2019」で発表しました(日本語のプレスリリース)。
Today, we're thrilled to announce #WatsonAnywhere, IBM's next step in creating technology that is more open and accessible than ever before. Businesses can now deploy #AI wherever their data resides across any cloud platform – learn more: https://t.co/UymAq63JOs pic.twitter.com/vns0JYiwc7
— IBM Watson @ Think (@IBMWatson) 2019年2月12日
Watson Anywhereは、同社のソフトウェア「IBM Cloud Private for Data」を実行環境とします。
IBM Cloud Private for Dataとは、企業向けのKubernetes環境およびデータ統合環境を実現するプラットフォームです。クラスタ化されたコンテナの実行環境であるKubernetes環境を備え、さらに複数のデータソースと接続したうえでカタログ化などを行うことでKubernetes環境からさまざまなデータソースへの接続を可能にします。
これによりセンシティブなデータや移動が困難な大規模なデータを移動する必要なく、オンプレミスやパブリッククラウドなどの任意の場所でWatson Anywhereを実行、データと接続して分析や利用などが可能になります。
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