Google、Androidにおける「Kotlinファースト」強化を表明。Google I/O 2019
Googleは5月7日(日本時間5月8日未明)、米マウンテンビューで開催中のイベント「Google I/O 2019」で、Androidにおける「Kotlinファースト」をさらに強化していくことを明らかにしました。
Kotlinは、2年前のGoogle I/O 2017でAndroidの正式な開発言語になり、その後急速に開発者の人気を集めてきました。
Googleによると現在、Android開発者の50%以上がKotlinを利用しているとのことです。
そこでGoogleは、Androidにおける「Kotlinファースト」をさらに強化することを発表しました。以下はAndroid Developerブログの記事「Google I/O 2019: Empowering developers to build the best experiences on Android + Play」から。
Today we’re announcing another big step: Android development will become increasingly Kotlin-first.
具体的には、Androidのアプリケーション開発を支援するツールやライブラリなどから構成される「Android Jetpack」の最新バージョンで提供されるAPI群や機能は、Kotlin向けが最初になり、もしこれから新しくAndroidの開発を始めるならばKotlinを選択すべきだと。
Many new Jetpack APIs and features will be offered first in Kotlin. If you’re starting a new project, you should write it in Kotlin;
さらにGoogleはKotlinの開発元であるJetbrainsおよびKotlinファウンデーションと協力して、ツールやドキュメントだけでなく、トレーニングやイベントなども推進していくとしています。
And, in partnership with Jetbrains and the Kotlin Foundation, we’re continuing to invest in tooling, docs, trainings and events to make Kotlin even easier to learn and use.
もちろん引き続きJavaやC++によるAndroid開発にも対応していくとのことです。
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