Google Kubernetes EngineとAzure Kubernetes Engineが相次いでWindows Serverコンテナのサポートを開始
Azure上でKubernetesをマネージドサービスとして提供するAzure Kubernetes Service(AKS)やGoogle Cloud上でKubernetesをマネージドサービスとして提供するGoogle Kubernetes Engine(GKE)が、相次いでWindows Serverコンテナのサポート開始を発表しました(マイクロソフトの発表、Googleの発表)。
KubernetesにおけるWindows Serverコンテナのサポートは、3月に公開されたKubernetes 1.14で正式版となりました。
今回のAzureとGoogleのKubernetesにおけるWindows Serverコンテナのサポートは、これを受けて両社のKubernetesサービスでKubernetes 1.14が展開されるようになったためです。
ただしまだ実験的サポート(GKE)やプレビュー扱い(AKS)となっており、正式サポートはもう少し先になりそうです。
KubernetesでWindows Serverコンテナがサポートされることで、Kubernetesが管理するクラスタのコンテナにWindows Serverコンテナを用いることができるようになります。これはWindows Serverコンテナだけのクラスタにかぎらず、LinuxのコンテナとWindows Serverのコンテナをクラスタ内で混在させることも含まれます。
KubernetesにおけるWindows Serverコンテナに対する操作もLinuxコンテナに対する操作と基本的には違いがなく、利用者は両社の区別を意識することなく利用できるとされています。これにより今後Windows Serverコンテナの利用の広がりが期待されます。
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