Google Cloud FunctionsがGo言語のサポートを発表。イベントをトリガーとするだけでなく、HTTPリクエストもトリガーとして対応
Google Cloud Platformにおけるサーバレスコンピューティング環境を提供するGoogle Cloud Functionsで、Go言語のサポートが発表されました。
Google Cloud Functionsは2016年2月に発表され、2018年8月に正式版となりました。
これまでNode.js/JavaScriptとPythonをサポートしてきており、Go言語は3つ目のサポート言語となります。
対応するGo言語のバージョンは1.11。モジュール機能などを備えています。
参考:Go 1.11がリリース。WebAssembly対応を実装、モジュール機能も追加
Go言語で記述されたファンクションには、HTTP functionsとBackground functionsの2種類があります。
HTTP functionsはHTTPリクエストをトリガーとしてファンクションを起動することが可能。そのためAPIゲートウェイといった仕組みを利用しなくとも外部からファンクションを起動できます。
Background functionsは、何らかのイベントをトリガーとしてファンクションを起動できます。例えばオブジェクトストレージであるCloud Storageのバケットが更新されたことをトリガーとしてファンクションを呼び出す、といったことが可能です。
これ以外にもGoogle Cloud Functionsは環境変数のサポートが正式版となり、IAMセキュリティへの対応も追加されました。
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