[速報]GitHub Actionsが正式版に。GitHub内でビルド/テスト/デプロイなど実行、CI/CDを実現。GitHub Universe 2019
GitHubは、サンフランシスコで開催中のイベント「GitHub Universe 2019」で、「GitHub Actions」が正式版になったことを発表しました。
GitHub Actionsは1年前のGitHub Universe 2018で発表された新サービス。GitHubのイベントをトリガーとして、GitHub内で任意のDockerコンテナを実行でき、連係させていくことにより、ユーザーがGitHubで自由にワークフローを定義できるというものでした。
例えば、コードのマージをきっかけに、Dockerコンテナでコードをビルドし、テストを実行、クラウドへデプロイすることで、CI/CDの実現などが可能です。
GitHubは今年の8月にこのActionsの機能を拡張し、DockerコンテナだけでなくWindowsやmacOS、LinuxのプロセスもGitHub内で実行できるようにすると発表。これによりGitHubだけで、Windows、macOS、Linux、そしてDockerコンテナとあらゆるプラットフォームでのビルド、テストなどが実行でき、GitHubだけで完結したCI/CDのパイプラインが実現可能になりました。
さらに今月5日には、このGitHub Actionsから呼び出されるプロセスの実行を、オンプレミスなどユーザーが用意した環境で行える「self-hosted runners」も発表。ユーザー自身の環境で実行時間やコストを気にせずにビルドやテストを実行することもできるようになりました。
これまでGitHub Actionsはベータ版として公開されており、このGitHub Universe 2019で正式版になることが予定されており、その予定通り正式版になったわけです。
またGitHub Actionsと同時に、ソースコードとともにパッケージを簡単に管理、公開できるパッケージ管理サービスである「GitHub Packages」(旧GitHub Package Registry)も正式版となったことが発表されました。
GitHub Universe 2019
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