生成されるネイティブコードがさらに高速になった「Dart 2.2」登場
Googleが、モバイルアプリケーションとWebアプリケーションの開発生産性にフォーカスして開発しているプログラミング言語「Dart」の最新版「Dart 2.2」正式版がリリースされました。
Dartは昨年、2018年3月に「Dart 2」の登場が発表され、本格的な開発活動が再開。8月にはDart2正式版が登場、Webアプリケーション向けのフレームワークとしてAngularDart 5もリリースされました。
参考:Googleが「Dart 2」安定版とAngularDart 5をリリース。Webとモバイルのクライアント開発にフォーカス
Dart2の発表と同時に発表されたUIフレームワークの「Flutter」も、2018年12月に正式版がリリースされました。
参考:Dart用UIツールキット「Flutter」がバージョン1.0に到達。iOS/Androidネイティブアプリを単一コードで開発。Flutter Live '18
2018年11月には、Dart 2.1が登場。AOT(事前)コンパイル時のタイプチェックにかかるオーバーヘッドを大幅に削減するなどの性能向上を実現しました。
そして今回リリースされたDart 2.2では、AOTコンパイラが生成するネイティブコードの高速化にフォーカス、性能改善されています。
また、これまでListとMapでサポートしていたリテラルを、setにも拡大。これによってsetでの変数の初期化も簡単に行えるようになりました。
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