Cisco ACIがAWSとAzureでも利用可能に。Software-Defined Network機能でオンプレミスもマルチクラウドも統合したネットワークの管理運用を実現
米シスコは、スペインのバルセロナで開催中のイベント「Cisco Live Barcelona 2019」において、Cisco ACI(Application Centric Infrastructure)が、Amazon Web Services(AWS)とMicrosoft Azureで利用可能になると発表しました。
Cisco ACIは、Software-Defined Networkを実現するフレームワークおよび製品群です。ルータやスイッチなどによるネットワークの機能、構成、設定などを抽象化し、ソフトウェアで制御可能にすることで、迅速かつ統合的なネットワークの設定、管理、運用を実現します。
Cisco ACIは、同社の物理スイッチや物理ルータ、仮想スイッチなどによって構築されたネットワークなどで利用可能でしたが、今回の発表はそれをAWSとMicrosoft Azureでも利用可能にするというものです。
具体的にはCisco ACIによる操作をAWSやMicrosoft Azureのネイティブなネットワーク機能に変換し、呼び出すことによって実現されます。
これによりすでにCisco ACIが導入されているオンプレミスやプライベートクラウドとAWSやAzureを組み合わせてシームレスなネットワークの構築、管理、運用を統合的に行えるようになります。
あわせて読みたい
Eclipse GlassFish 5.1正式版が公開。Eclipseとして最初のGlassFishリリース
≪前の記事
マイクロソフト、PostgreSQL用の分散DBエンジンをオープンソースで開発するCitus Dataを買収。Azure上のPostgreSQLサービスを強化