Cisco ACIがAWSとAzureでも利用可能に。Software-Defined Network機能でオンプレミスもマルチクラウドも統合したネットワークの管理運用を実現

2019年1月30日

米シスコは、スペインのバルセロナで開催中のイベント「Cisco Live Barcelona 2019」において、Cisco ACI(Application Centric Infrastructure)が、Amazon Web Services(AWS)とMicrosoft Azureで利用可能になると発表しました

fig

Cisco ACIは、Software-Defined Networkを実現するフレームワークおよび製品群です。ルータやスイッチなどによるネットワークの機能、構成、設定などを抽象化し、ソフトウェアで制御可能にすることで、迅速かつ統合的なネットワークの設定、管理、運用を実現します。

Cisco ACIは、同社の物理スイッチや物理ルータ、仮想スイッチなどによって構築されたネットワークなどで利用可能でしたが、今回の発表はそれをAWSとMicrosoft Azureでも利用可能にするというものです。

具体的にはCisco ACIによる操作をAWSやMicrosoft Azureのネイティブなネットワーク機能に変換し、呼び出すことによって実現されます。

これによりすでにCisco ACIが導入されているオンプレミスやプライベートクラウドとAWSやAzureを組み合わせてシームレスなネットワークの構築、管理、運用を統合的に行えるようになります。

fig 左上のAWSと中央のオンプレミス、右下のAzureのデータセンターをまとめてシスコのMulti Site Orchestoratorで管理し、シームレスにネットワークで接続したところ

あわせて読みたい

AWS Microsoft Azure ハードウェア Cisco Software-Defined Network




タグクラウド

クラウド
AWS / Azure / Google Cloud
クラウドネイティブ / サーバレス
クラウドのシェア / クラウドの障害

コンテナ型仮想化

プログラミング言語
JavaScript / Java / .NET
WebAssembly / Web標準
開発ツール / テスト・品質

アジャイル開発 / スクラム / DevOps

データベース / 機械学習・AI
RDB / NoSQL

ネットワーク / セキュリティ
HTTP / QUIC

OS / Windows / Linux / 仮想化
サーバ / ストレージ / ハードウェア

ITエンジニアの給与・年収 / 働き方

殿堂入り / おもしろ / 編集後記

全てのタグを見る

Blogger in Chief

photo of jniino

Junichi Niino(jniino)
IT系の雑誌編集者、オンラインメディア発行人を経て独立。2009年にPublickeyを開始しました。
詳しいプロフィール

Publickeyの新着情報をチェックしませんか?
Twitterで : @Publickey
Facebookで : Publickeyのページ
RSSリーダーで : Feed

最新記事10本