AWS LambdaがJava 11のサポートを開始。AWS独自OpenJDKディストリビューションの「Amazon Corretto 11」ベース
サーバレスコンピューティング基盤を提供するAWS Lambdaは、Java 11のサポートを開始しました。
以前からAWS LambdaはJava 8をサポートしています。2014年3月に登場したJava 8は、オラクルによる無償サポートが2019年1月に終了しています(個人利用においては2020年12月まで、有償での企業向けサポートは2025年3月まで)。
今回サポートされたJava 11は2018年9月に登場した、Java 8以来4年半ぶりのLTS(Long Term Support:長期サポート)対象バージョンです。
現時点ですでにJavaの最新バージョンは9月にリリースされた「Java 13」まで進んでいますが、LTSは3年ごとにしかリリースされないため、Java 11がLTSの最新版です。ちなみに次のLTSは2021年9月に登場するJava 17の予定。
しかもこのAWS LambdaにおけるJava 11サポートは、AWSが独自に提供する無料のOpenJDKディストリビューション「Amazon Corretto 11」によって実装されています。
これによりAWSはJava 11のサポート期間などについて、自身でより決定しやすい環境を構築したといえるでしょう。
AWS Lambdaは、Java以外にもプログラミング言語としてNode.js/JavaScript、Python、Rubyなどをサポートしています。
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