AWS Chatbot発表、CloudWatchのアラートなどをSlackへ通知。無料で利用可能
AWSは、AWSのさまざまなサービスからのメッセージをSlackもしくはAWS Chimeへ通知してくれる「AWS Chatbot」をベータ版として発表しました。
具体的には以下のサービスからのメッセージを扱うことができます。
- Amazon CloudWatch
- AWS Health
- AWS Budgets
- AWS Security Hub
- Amazon GuardDuty
- AWS CloudFormation
AWS Chatbotはこれらから送られてきたメッセージをAmzon SNS経由で受け取り、SlackもしくはAmazon Chimeへ通知します。AWS Chatbotを利用するための追加料金などは発生しません。
下記はCloudWatchからのメッセージをAWS ChatbotからSlackで受け取った例です(「Introducing AWS Chatbot: ChatOps for AWS」から引用)。
ITシステムの開発や運用の現場では、Slackのようなチャットサービスを人間同士のコミュニケーションに使うだけでなく、ビルドやデプロイなどシステムに対する操作や、その結果の受け取り、システムからのエラーメッセージの受け取りなど、あらゆる開発や運用の操作をチャットに集約する、「ChatOps」と呼ばれる手法が普及し始めています。
AWS Chatbotの登場は、こうしたChatOpsの普及が背景にあります。
AWSがサービスとしてAWS Chatbotを提供することで、これまでより容易にAWSとSlackを統合しやすくなり、ChatOpsの実現が促進されるでしょう。
あわせて読みたい
わずか数秒で100枚ものExcelシートをPDF化するAPIライブラリ。活用により手書き書類を大幅に効率化[PR]
≪前の記事
モバイルアプリに最適化した軽量JavaScriptエンジン「Hermes」、Facebookがオープンソースで公開。低スペックのスマートフォンでの実行速度を重視