オンプレミスもクラウドもまとめてバックアップを集中管理「AWS Backup」リリース

2019年1月21日

ITのシステムにおいてバックアップの実行は不可欠なものである一方、実際のバックアップの運用はバックアップすべき対象がデータベースであったりファイルであったり、バックアップすべき期間やタイミングもばらばらで、フルバックアップか差分バックアップかもそれぞれなど、システムごとに運用が異なり手間とコストのかかる状況になりがちです。

Amazon Web Servicesは、そうしたバックアップの運用を一元化し、集中管理するためのマネージドサービス「AWS Backup」をリリースしました

AWS Backupは次のように説明されています。

AWS Backup is designed to help you automate and centrally manage your backups. You can create policy-driven backup plans, monitor the status of on-going backups, verify compliance, and find / restore backups, all using a central console.

AWS Backupはバックアップ作業の自動化と集中管理を支援するように作られています。ポリシードリブンなバックアッププランや、実行中のバックアップのモニタリング、コンプアリアンスへの適合、そしてバックアップの検索とリストアといったすべてを集中管理できます。

現在対応しているのは、以下の5つのサービス。

  • Amazon EBS
  • Amazon EFS
  • Amazon RDS
  • Amazon DynamoDB
  • AWS Storage Gateway

Amazon EBSやAmazon EFSの対応により、インスタンスにアタッチしているストレージやNFSでマウントしているファイルサーバの内容をバックアップ可能。

Amazon RDSやAmazon DynamoDBへの対応によって各種データベースの内容をバックアップ可能。

AWS Storage Gatewayは、オンプレミスで実行するソフトウェアで、このソフトウェアが稼働するサーバはファイルサーバとしてNFSやSMB、iSCSI経由で参照可能になります。

そしてこのAWS Storage Gateway上に保存されたファイルは実際にはネットワーク経由でAmazon S3に保存される仕組みになっているため、ユーザーはまるでローカルのファイルサーバを使いながらもクラウドのオブジェクトファイルサービスを使えるというもの。

AWS BackupはこのAWS Storage Gatewayで保存されるファイルもバックアップ対象となるため、オンプレミスのバックアップもAWS Backupで可能になるというわけです。

バックアップの事故で怖いことの1つはバックアップ先の容量が足りなくてバックアップに失敗し、データを失うことです。クラウドは事実上無制限の容量を持つストレージを利用できるため、そうした事故が起こることは考えにくく、AWS Backupはそうしたクラウドの特長を活かしつつ、既存のバックアップに対する問題を解決するサービスだといえそうです。

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Junichi Niino(jniino)
IT系の雑誌編集者、オンラインメディア発行人を経て独立。2009年にPublickeyを開始しました。
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