Amazon Aurora PostgreSQL Serverlessが正式版に。プロビジョニング不要、負荷に応じてスケールしアイドル時は自動的にシャットダウン
Amazon Aurora PostgreSQL Serverlessが正式サービスとして提供開始されたことが発表されました。
New #AWSLaunches!
— Amazon Web Services (@awscloud) 2019年7月11日
Amazon Aurora with PostgreSQL Compatibility supports Serverless
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Amazon Aurora Serverlessは2017年12月にラスベガスで行われたイベント「AWS re:Invent 2017」で発表され、2018年8月にはMySQL互換の「Amazon Aurora MySQL Serverless」が先行して正式版になっています。
今回、Amazon Aurora PostgreSQL Serverlessが正式版になったことで、Amazon Aurora ServerlessはMySQLとPostgreSQLが選択可能になりました。
利用時のみ自動起動、アイドル時にはシャットダウン
MySQL版、PostgreSQL版に共通するAmazon Aurora Serverlessの特徴は、アプリケーションからの呼び出し時のみデータベースインスタンスが起動し、負荷に応じて増大するスケーラビリティがあり、しかもアイドル時には自動的にシャットダウンしてインスタンスがゼロになるという点です。
このインスタンス管理はAmazon Aurora側で自動的に行われるため、アプリケーション側での変更は不要。スケーラビリティの心配をする必要がなくなり、しかも使わないときにはデータベースインスタンスに対する課金もされないため、従来のデータベースサービスと比較すると高いコストパフォーマンスを実現します。
マネージドサービスとして提供されるため、パッチの適用やバックアップ、障害時の対応といった運用の手間も不要。
もちろん通常のアプリケーションから利用可能であり、サーバレスコンピューティング専用のデータベースではありません。
Amazon Aurora Serverlessの「Servelress」とは、呼び出されたときにインスタンスが起動し、実行が終了すれば自動的にインスタンスも終了するサーバレスコンピューティングの特徴を、データベースにも適用したことによる名称なのです。
Amazon Aurora Severless PostgreSQLは、米東(北バージニア、オハイオ)、米西(オレゴン)、EU(アイルランド)、東京リージョンで利用可能になっています。
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