[速報]マイクロソフト純正のデスクトップ仮想化サービス「Windows Virtual Desktop」発表。Azureからクラウドサービスとして。Microsoft Ignite 2018
マイクロソフトは米フロリダで開催中のイベント「Microsoft Ignite 2018」で、クラウドサービスとしてWindows 10の仮想デスクトップ環境を提供する「Windows Virtual Desktop」を発表しました。
Windows Virtual Desktopは、従来のVDI(Virtual Desktop Infrastructure)に必要だったサーバなどの構築は不要。クラウドのコンソールから設定を行うだけで利用を開始できます。
下記は基調講演で行われたWindows Virtual Desktopのデモンストレーション画面です。
Azureの管理画面からWindows Virtual Desktopを作成。
Microsoft Surfaceで仮想デスクトップを表示。Surfaceのマイクやペン入力にも対応。
Microsoft Azureのコンピュートやストレージ、GPUなどの能力を活用できるため、手元のデバイスの性能に依存せずにPhotoshopなどの重いアプリケーションも十分な速度で実行できます。
もちろんSurface(3台の一番右のデバイス)だけでなくiPad(中央のデバイス)などさまざまなデバイスから仮想デスクトップを利用できます。
iPadでWindows Virtual Desktopのアプリを起動。
iPadからもWindows 10の仮想デスクトップが利用可能に。
Windows Virtual Desktopの仮想デスクトップで利用できるOSはWindows 10 Enterprise、Windows 7 Enterprise、Windows Server 2012 R2+。Windows 7に対しては2023年1月までセキュリティアップデートが提供される「Windows 7 Extended Security Updates」が適用されます。
Windows Virtual Desktopは、Microsoft 365 E3/E5/F1のユーザーには無料で提供される予定。現在、パブリックプレビューのユーザーを募集中です。
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2019年10月1日に正式サービスとして提供が開始されました。
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