仮想化基盤の新フラグシップ「VMware vSphere Platinum」発表。機械学習などでセキュリティを強化。VMworld 2018 US
VMwareは米ラスベガスで年次イベント「VMworld 2018 US」を開催しています。
同社は初日の基調講演で、仮想化ハイパーバイザvSphereの新フラッグシップ「vSphere Platinum」を発表しました。
vSphere Platinumは、別製品のセキュリティツールとして製品化されていた「AppDefence」を、最新のvSphereと統合した製品です。
AppDefenceはハイパーバイザ上のアプリケーションの状態や振る舞いを把握すると同時に、機械学習などによってハイパーバイザなどの実行状況も把握。
それらの状態が「既知の適切(known good)な状態」から変更された場合には、それを検知し、アラートを発し、ハイパーバイザやネットワーク仮想化などの機能を用いて遮断するといった処理を実現します。
これにより標準で従来よりもセキュリティが強化された仮想化ハイパーバイザが実現されます。
VMware CEOのパット・ゲルシンガー氏は次のようにvSphere Platinumを紹介しています。
「私はこれをバーガー&ポテトフライと言いたい。誰だってバーガーを頼んだらポテトフライを付けずにいられないだろう? 同じように、誰だって仮想マシンを走らせるときにセキュリティをオンにしない、ということなどなくなるだろう。だからこそ私たちはこれを推し進めているのだ」
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