破産後のTintriとDDNが契約、Tintriの顧客に対するサポートをDDNが開始。Tintriの資産もDDNが取得する方向で交渉中
7月10日に破産申請を行ったストレージベンダの米Tintriに対して、DataDirect Networks(以下DDN)がグローバルリセラー契約を結んだと発表。既存のTintriの顧客に対するサポート業務を開始したことを発表しました。
DDNは、Tintriが破産申請を行った直後にその資産を買収する意向を明らかにしていました。
参考: 仮想化ストレージのティントリが破産申請。NASDAQ上場からわずか1年 - Publickey
両社は7月18日に拘束力のない買収を前提とした契約を発表。そして7月31日付けで、Tintriとのグローバルリセラー契約をDDNが締結し、DDNがTintriの既存の顧客へのサポートを開始したことが発表されました。
下記はプレスリリースから引用。
この契約により、DDNはTintriの顧客に、Tintriのプラットフォームの製品、サービス、システム拡張を提供することができます。並行して、DDNは、世界中のTintriの顧客に優れたサービスと長期的な継続性を提供するために、エンジニアリング、サポート、顧客サービス、フィールドエンジニアリングおよび営業の新たな社員を雇い、チームを世界中で急ピッチで構築しています。
このまま順調に交渉が進めば、DDNはTintriの負債を含む製品やサービス、顧客などの資産を取得し、Tintriのビジネスを引き継ぐことになりそうです。
DDNは米国のストレージベンダ。日本法人として2008年に株式会社データダイレクト・ネットワークス・ジャパンも設立されています。
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