[速報]マイクロソフト、アドビ、SAPが提携「Open Data Initiative」発表。データモデルを統一して3社横断のデータ分析や連係が可能に。Microsoft Ignite 2018
マイクロソフトのサティア・ナデラCEO、アドビのシャンタヌ・ナラヤン社長兼CEO、SAPのビル・マクダーモット CEOの3人がフロリダで開幕した「Microsoft Ignite 2018」の基調講演に登壇しました。
3社は協業し、それぞれの企業で提供している主要なサービスのデータモデルを統一する「Open Data Initiative」への取り組みを発表しました。
Open Data Initiativeへの取り組みにより、アドビのマーケティング支援サービスであるAdobe Experience Cloud、Adobe Experience Platform、マイクロソフトのERPサービスであるMicrosoft Dynamics 365、SAPのCRMとERPであるSAP C/4HANA、SAP S/4HANAは共通のデータモデルを持つようになります。
そしてそれぞれのサービスやソフトウェアを利用している企業は、それぞれのサービスやソフトウェアに分散されていた顧客データをMicrosoft Azureのデータレイクサービスで統合して分析し、それを用いて顧客体験を改善していくことが可能になります。
また、それぞれのアプリケーションをまたいだデータのリレーション、メタデータの付与なども可能です。
サティア・ナデラ氏はOpen Data Initiativeの取り組みについて次のように説明します。
「本当のチャレンジは、サイロに分かれているデータを企業による管理の下に統合し管理できるようにすることだ。ここで発表するアドビとSAPとマイクロソフトによる新しい取り組み『Open Data Initiative』は、オープンデータの新しい時代を拓く。そしてこれがなにより素晴らしいのは、この取り組みによってそれぞれのブランドが持つ顧客データの本当の価値が解放されることにある」
Microsoft Ignite 2018
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