MongoDBもサーバレスプラットフォーム提供開始、「MongoDB Stitch」正式リリース
NoSQLデータベースとして知られるMongoDBの開発元であるMongoDB社は、6月27日にニューヨークで開催された同社のイベント「MongoDB World'18」において、サーバレスプラットフォームの「MongoDB Stitch」が正式リリースされたことを発表しました。
MongoDB Stitchは、1年前のMongoDB World 2017でモバイルBaaSとして発表され、RESTful API経由でのMongoDBデータベースへのアクセスやユーザー認証機能などを提供するものでした。
発表以来、MongoDB StitchはJavaScriptで記述したファンクションの実行やトリガーなどの機能強化によりサーバレスプラットフォームとして再定義され、今回正式版としてリリースされました。
MongoDB Stitchの主な機能は以下となっています。
Stitch QueryAnywhere
DBaaSとして提供されているMongoDB Atlasに対して、RESTful API経由でWebアプリケーションやモバイルデバイスやIoTデバイスなどからのアクセスを提供。
Stitch Functions
サーバレスプラットフォームとしてJavaScriptによるファンクションを定義、実行することが可能。SlackやTwilioなどとの連係も可能。
Stitch Triggers
アプリケーションやデータベースの変更などのトリガーを定義し、ファンクションを実行。
Stitch Mobile Sync
MongoDB Mobileに対してデータの同期を行う。現在MongoDB Mobielがベータ版として発表されており、このStitch Mobile Sync機能もベータ版となる。
MongoDB Stitchはサービスとして提供されており、現時点ではAWSの米西1リージョンで稼働しています。
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