[速報]Microsoft SQL Server 2019発表。SparkとHDFSを製品に統合、データ仮想化を搭載。Microsoft Ignite 2018
マイクロソフトは米フロリダで開催中のイベント「Microsoft Iginte 2018」で、同社のリレーショナルデータベースの次期バージョン「Microsoft SQL Server 2019」を正式に発表しました。
SQL Server 2019ではビッグデータの処理や機械学習への対応などが重視され、Apache SparkとHDFS(Hadoop Distributed File System)が製品に統合されます。
それぞれのノードにはSparkとHDFS、SQL Serverのエンジンが含まれており、ユーザーは使いやすいT-SQLを用いてビッグデータ処理を記述可能。
コンテナ環境への対応も強化され、上記の図のSparkとHDFS、SQL Serverが統合された複数のノードからなるビッグデータクラスタはKubernetes環境へのデプロイが可能になります。
Oracle DatabaseやSAP HANA、PostgreSQLやHdoopなどさまざまなデータベースにデータを格納したまま、それらをSQL Server 2019でたばねることで、ETLツールなどを用いてデータをさまざまなデータソースから取り出して1つのデータベースにコピーすることなく、仮想的に大きな1つのデータベースとして見せるデータ仮想化の機能も搭載予定。
そのほかインテリジェントなクエリ処理による高速化、不揮発性メモリのサポートによるI/Oの高速化や暗号化の強化など、さまざまな機能追加が行われる予定です。
Microsoft Ignite 2018
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