Mac版OfficeがWindows版とソースコード一本化/脆弱性対策でAzureの計画メンテを前倒し/WSLがLinuxのdaemonもサポート、ほか。2018年1月の人気記事
2018年はSpctre/Meltdownによるプロセッサの脆弱性発覚というIT業界にとっては歴史的な大ニュースで明けたわけですが、あれから1カ月がたち少しずつ状況は落ち着きを取り戻しているようです。
とはいえ、まだ十分こなれたパッチが提供されていない面もあり、またハードウェア的に対策されたプロセッサが年内にも登場するだろうといった見通しもあり、今後も情報収集は欠かせないようです。
さて、そんな2018年1月を振り返って、Publickeyの人気記事トップ10を紹介しましょう。
2018年1月の人気記事
1位 マイクロソフト、Mac版Microsoft OfficeのソースコードをWindows版のソースコードと一本化実現
2位 マイクロソフト、CPUの脆弱性対策でAzureの計画メンテを前倒し、全リージョンの仮想マシンを今朝から強制再起動。Googleは対策済みと発表
3位 マイクロソフト製のWindows/Linux/macOSクロスプラットフォーム対応シェル、オープンソースの「PowerShell Core 6.0」正式版が登場
トップ3を独占したのはマイクロソフトでした。1位はOfficeのソースコードをついに一本化したという記事。あれだけ巨大なソフトウェアのコードを複数の機種で一本化するというところに、テクノロジー企業としての同社の底力を感じますね。
4位 米ホワイトハウスがCMSとしてWordPressを採用。Drupalから変更
5位 Windows 10、次期アップデートでLinuxのdaemonもサポートする見通し、Windows Subsystem for Linuxで対応
6位 Google、Dockerイメージに対するテスト自動化フレームワーク「Container Structure Tests」オープンソースで公開
7位 Googleの画像認識APIを基に、好きな画像を学習させて認識機能を簡単にカスタマイズできる「Cloud AutoML Vision」発表
8位 サーバレスでスケーラブルかつ堅牢なシステムを構築するためのデザインパターンとアーキテクチャ。Serverlessconf Tokyo 2017
9位 AWSもSpectreとMeltdownの対策完了を報告。対策後、Amazon EC2で性能の低下は見られないと
10位 jQuery 3.3登場、約1年ぶりのアップデート。新機能も追加
10位には久しぶりにjQueryの話題が入りました。すっかり成熟したjQueryですが、まだちゃんと生きているということに安心した読者も多かったことでしょう。
2018年1月の運営報告
毎月恒例、Publickeyの運営報告です。Google Analyticsによると、2018年1月のページビューは40万9064、ユニークユーザーは18万8296でした。
今年はインフルエンザがこれまでになく流行しているそうで、いまさらながらですが僕も2週間ほど前に予防接種を受けてきました。いつものように診察券と健康保険証を持って行ったのですが、予防接種は保険外なのですね。
なので健康保険証は不要で、10割負担として3500円を払ってきました。
読者の皆さんも風邪やインフルエンザに気をつけつつ、Publickeyを読んでいただければと思います。今月もよい記事をお届けできるよう、頑張ります。
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