[速報]オンプレミスのKubernetesをGoogle Cloudで統合管理、「Google Kubernetes Engine on-Prem」発表。Google Cloud Next '18
Googleは、オンプレミスなどGoogle Cloudのデータセンターではない場所で稼働しているKubernetesを、Google Cloud Consoleから一元管理する新サービス「Google Kubernetes Engine on-Prem」を、サンフランシスコで開幕した同社のイベント「Google Cloud Next '18」で発表しました。
We're excited to bring the #Kubernetes Engine experience to your on-premise infrastructure with GKE On-Prem. Available in alpha soon → https://t.co/1fW7feKEfz #GoogleNext18 pic.twitter.com/TP1dM6nd4V
— Google Cloud Platform (@GCPcloud) 2018年7月24日
基調講演のデモでは、Google Cloud Consoleで管理しているKubernetesクラスタのロケーションに「moscone」と、この基調講演を行っているサンフランシスコのイベントホールの名称が表示されています(赤線はPublickeyによる)。
このKubernetesクラスタは本当にこの基調講演のステージ上で稼働しており、Google Kubernetes Engine on -Premで管理されていました。
Google Kubernetes Engine on-Premは、Google Kubernetes Engineの体験をそのままオンプレミスで実現するもの。
コンフィグレーション、ポリシーの展開、アプリケーションのデプロイなどを、Google Cloudと同じようにオンプレミスのKubernetesクラスタに対して実行できます。まるでGoogle Cloudのゾーンが新しく追加されたように見えます。
さらに発表されたばかりのGoogle Cloud Platform MarketplaceでのKubernetes対応アプリの配布機能は、Google Kubernetes Engine on-Premでも有効になります。つまり、マーケットプレイスから数クリックでオンプレミスのKubernetesクラスタへサードパーティのアプリケーションなどをデプロイ可能になる、ということです。
参考:Googleがクラウドマーケットプレイスで、Kubernetesアプリの配布を開始、オンプレミスへもデプロイ可能。GitLab、Cassandra、Couchbaseなどラインナップ
Google Kubernetes Engine on-Premに対応するハイブリッドクラウド構成としては、シスコが提供し来月正式版が登場する「Cisco Hybrid Cloud Platform for Google Cloud」が最初に対応する予定。
Google Cloud Next '18
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