iOS/Androidネイティブアプリ用デバッガ「Sonar」、Facebookがオープンソースで公開。実機およびエミュレータを用いたデバッグに対応
Facebookは、iOSとAndroidに対応するネイティブアプリ用のデバッガ「Sonar」をオープンソースで公開しました。
SonarはmacOS用のデスクトップアプリケーションです。デバッグ対象となるネイティブアプリケーションにSonar用SDKを組み込むことで、デバッグ対象アプリケーションとSonarのあいだでデバッグ用の情報がやりとりできるようになります。
デバッグ対象のアプリケーションは実機もしくはエミュレータのいずれで実行したものであっても対応。
Sonarはプラグインによって拡張可能になっていますが、最初から「ログ」「レイアウトイスペクター」「ネットワーク」の3つのプラグインがバンドルされています。
下記はログプラグインの機能を用いてログ収集画面を開いたところ。Androidエミュレータ上で実行されているアプリケーションの動作ログがSonar上で参照できます。大量のログに対するフィルタリング機能も提供。
ネットワークプラグイン機能では、アプリケーションに対するリクエストとレスポンスの通信がすべて時系列で参照できます。下記の画面右は、通信内容が表示されているところです。
レイアウトインスペクターは、Webブラウザの開発ツールのように、アプリケーションの画面のツリー構造をマウスで指定すると、それに対応したアプリケーション上の画面パーツをハイライトします。
また、Sonar画面上からプロパティを変更するとリアルタイムにアプリケーションに反映されます。
Facebookはすでに社内のモバイルアプリケーション開発にSonarを用いており、今後もSonarのコア機能およびプラグインの拡張を行っていくとしています。
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