オープンソースのコンテナレジストリ「Harbor」がCloud Native Computing Foundationのプロジェクトに。開発元はVMware
VMwareがオープンソースで開発していたコンテナレジストリの「Harbor」が、Kubernetesなどの開発をホストするCloud Native Computing Foundation(CNCF)のプロジェクトの1つに採用されたことが発表されました。
[NEWS] Today Harbor is joining the CNCF. https://t.co/6NobNkh9bD
— Project Harbor (@project_harbor) 2018年7月31日
Harborは、Docker HubやDocker Registryのような、コンテナイメージを保存し公開する、いわゆるコンテナレジストリと呼ばれる機能を実装したソフトウェアです。
HarborはもともとVMwareが社内で利用するために開発され、その後オープンソース化されました。すでに商用ソフトウェアとしてリリースされている「vSphere Integrated Containers」や「Pivotal Container Services」(PKS)などの製品に採用されるなど、一定の機能と成熟度を備えています。
定期的な脆弱性のスキャンやレプリケーションによるスケールアウトなどを実現
Harborの主な特長には、以下のようなものが挙げられます。
- マルチテナント対応の署名と認証
- コンテナイメージに対して定期的な脆弱性のスキャンを実行
- ロールベースのアクセスコントロール
- 複数のHarborインスタンス間でイメージをレプリケーション可能なスケールアウト機能
- 拡張可能なAPIとグラフィカルなUI
CNCFにおけるHarborは「sandbox project」と呼ばれる初期段階のプロジェクトとなっています。
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