Googleが「大阪GCPリージョン」開設を発表、2019年から。東京GCPリージョンに次いで国内2カ所目
Google Cloud Platformは、2019年に「大阪GCPリージョン」を開設すると発表しました。すでに稼働している東京GCPリージョンに次いで国内でカ所目のGCPリージョンです。
日本で 2 か所目となる 大阪 GCP リージョンを 2019 年に開設! 低レイテンシ、高可用性の環境で迅速にクラウドベースの作業が行えるようになります。 新規リージョンへの早期アクセスの申込フォームもご用意しています。https://t.co/5o1iwaTHjq #GoogleCloud #gcpja
— Google Cloud JP (@googlecloud_jp) 2018年2月8日
Google Cloud Platformの「クラウドのロケーション」ページでは、すでに開設予定のリージョンとして大阪リージョンが描かれています。
大阪GCPリージョンは既存の東京GCPリージョンと同様に3つのゾーンを用意していると、発表で次のように説明されています。
大阪リージョンは 2019 年にサービス開始を予定しています。日本に拠点を置く多くの企業において、低レイテンシで、可用性の高いハイパフォーマンスなアプリケーションを容易に構築できるようになり、クラウドベースの作業が迅速に行えるようになります。大阪 GCP リージョンは高可用性を担保し、サービスの停止を避けるために 3 つのゾーンを用意しています。
Google Cloud Platformのユーザーは、地理的に離れた東京GCPリージョンと大阪GCPリージョンを組み合わせることでディザスタリカバリに対応したシステムなどの構築が国内のリージョンだけで構築可能になります。特にセンシティブなデータを扱う企業などにとって大阪GCPリージョンの開設は歓迎されることでしょう。
2016年11月に東京GCPリージョンを開設、国内展開を本格化させたGCP
Google Cloud Platformは2016年11月に、初めての国内リージョンとなる東京GCPリージョンを開設。大阪リージョンは、東京リージョンに次いで同社にとって国内2カ所目のリージョンです。
アジア太平洋地域として見ると、2014年にアジア太平洋地域で最初となる台湾GCPリージョンが開設され、2016年に東京GCPリージョンが開設された後、2017年にムンバイ、シドニー、シンガポールと相次いでアジア太平洋地域にリージョンを開設。
そして現在、香港リージョンと大阪リージョンの計画が発表されており、同社が急速にアジア太平洋地域にGCPリージョンを立ち上げていることが分かります。
Googleは、大阪GCPリージョンへの早期アクセスユーザーの募集を開始しています。「Google Cloud Japan 公式ブログ: 日本で 2 か所目、大阪 GCP リージョンの開設について」のページの最終段落にあるフォームへのリンクから申し込むことができます。
あわせて読みたい
マイクロソフト、Progressive Web Apps(PWA)をWindows 10のデスクトップで実行可能に。Windows 10はWindows、Linux、PWA対応のプラットフォームへ
≪前の記事
来月にはJava 10が登場し、9月にはJava 11が登場予定。新しいリリースモデルを採用した今後のJava、入手方法やサポート期間はこう変わる(OpenJDKに関する追記あり)