Google Cloud、最大メモリ4TB/160vCPUの大型マシンタイプ「n1-ultramem」提供を発表

2018年5月17日

Googleは、Google Compute Engineでメモリに最適化された新しい仮想マシンのタイプ「n1-ultramem」ファミリーの提供を発表しました

n1-ultramemファミリーは4基のXeon E7-8880 v4(Broadwell)プロセッサとDDR4メモリを搭載。最大160vCPU、4TBメモリのサイズを含む、下記の3種類から選択できます。

  • n1-ultramem-40: 40 vCPUs and 961 GB of memory
  • n1-ultramem-80: 80 vCPUs and 1922 GB of memory
  • n1-ultramem-160: 160 vCPUs and 3844 GB of memory

このマシンタイプを発表したGoogleのブログ「Google Cloud Platform Blog: Introducing ultramem Google Compute Engine machine types」では、次のような用途に適していると説明されています。

Memory-optimized machine types are well suited for enterprise workloads that require substantial vCPU and system memory, such as data analytics, enterprise resource planning, genomics, and in-memory databases. They are also ideal for many resource-hungry HPC applications.

メモリに最適化されたマシンタイプは、データ分析、ERP、ゲノミクス、インメモリデータベースなど、大規模なvCPUとシステムメモリを必要とするエンタープライズワークロードに適しています。多くのリソースを必要とするHPCアプリケーションにも最適です。

Amazon Web ServicesやMicrosoft Azureでは、大容量メモリを搭載したインスタンスがすでに提供されています。AWSでは最大で3.9TB/128vCPUのX1eインスタンスが、Azureでは3.8TB/128vCPUのStandard_M128msタイプがあります。

Googleは先行するクラウドとのギャップを埋めに来た、というところでしょう。

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