GitLabへのインポートが普段の10倍に急増、GitHubの買収報道で
GitHubがマイクロソフトに買収されるのではないかと報道されています。Publickeyでは6月2日にBusiness InsiderとCNBCの報道を紹介しました。
6月4日付けのBloombergの報道ではすでに両社が買収に合意しており、今日にでも発表される予定だとしています。
追記:正式にマイクロソフトによるGitHubの買収が発表されました。
(2018/6/4 22:50)
普段の10倍以上のインポートがGitLabへ
そうしたなかで、GitHubと同様にGit対応のコードリポジトリサービスを提供しているGitLabはさっそく「Congratulations GitHub on the acquisition by Microsoft | GitLab」(GitHub、マイクロソフトによる買収おめでとう)という皮肉たっぷりのタイトルのブログを公開し、自社サービスを抜け目なくアピールしています。
そして実際にGitLabには、すでに普段の10倍ものプロジェクトのインポートが発生しているとのことです。海外でもGitHubがマイクロソフトに買収されることを警戒する技術者が一定数いるということでしょう。
We're seeing 10x the normal daily amount of repositories #movingtogitlab https://t.co/7AWH7BmMvM We're scaling our fleet to try to stay up. Follow the progress on https://t.co/hN0ce379SC and @movingtogitlab
— GitLab (@gitlab) 2018年6月3日
GitLabはサービスの状態を公開しているため、モニタリングページでこの状況を確認できます。
この記事執筆時点(6月4日16時30分)で、たしかに6月3日の終盤、つまりGitHub買収の報道が始まった頃から急激にグラフが上昇しているのが見てとれます。
いまはまだマイクロソフトがGitHubを買収するかどうか、本当のところは分かっていません。GitLabのスタッフも、おそらくはいま以上の負荷に耐えられるように準備をしながら発表を待っているところなのではないでしょうか。