Docker for Win/MacのKubernetes統合が正式版に。Stable Channelでリリース開始
DockerにKubernetesが統合されることが2017年10月のDockerCon EUで発表されて以来、その統合はサーバ向けのDockerだけでなく、WindowsとmacOSに対応するデスクトップ版(以下、Docker Desktop)においても進められてきました。
今年の1月にはKubernetesを統合したDocker for Macのベータ版が登場し、2月にはWindows版も登場しました。
Dockerのリリースは、4半期に一度のペースで安定版がリリースされる「Stable channel」と、1カ月に一度のペースで最新機能を組み込んだバージョンがリリースされる開発者や評価者向けの「Edge channel」の2つのチャネルに分かれています。
これまでKubernetesを統合したDocker DesktopはEdge Channelでリリースされていましたが、Stable channelでのリリースが発表され、正式版としてDocker DesktopにKubernetesが統合されることとなりました。
[ICYMI] #Kubernetes orchestration has graduated to the Stable release channels for #Docker Desktop! https://t.co/gHemfMtf5k pic.twitter.com/9OdvqwDLAb
— Docker (@Docker) 2018年7月26日
Docker DesktopはmacOSもしくは(Hyper-Vを用いるため)Windows 10 ProもしくはWindows 10 Enterpriseにインストール可能です。インストールするとDockerとともにSwarmとKubernetesも利用可能になります。
これによりデスクトップ環境でDockerアプリのビルド、テスト、実行がKubernetesも含めて可能になり、本番環境とシームレスに連係するようになると説明されています。
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