[速報]Azure Container Service(AKS)がAzure Kubernetes Service(AKS)に改名。Windowsコンテナにも対応開始。Build 2018
マイクロソフトは、米国シアトルで開催中のイベント「Microsoft Build 2018」で、「Azure Kubernetes Service」(AKS)を発表しました。これまでAzure Container Service(AKS)と呼ばれていたサービスを改名したものです。
もともとマイクロソフトは2015年にコンテナに対応したフルマネージドなサービス「Azure Container Service」(略称:ACS)を発表。その後2017年にはコンテナオーケストレーションにKubernetesを採用した同名のサービス「Azure Container Service」(略称:AKS)を発表しました。
Azure Container Service(AKS)には、前述のようにもともとフルマネージドなKubernetesのサービスが含まれており、今回の「Azure Kubernetes Service」(AKS)への名称変更は、コンテナよりもKubernetesを訴求する目論見があると考えられます。
またAzure Kubernetes Serviceでは、Linuxコンテナに加え、アーリーアクセスとしてWindowsコンテナへの対応を発表しました。
Googleを追う形で名称変更へ
実は昨年、Googleが先に同様の名称変更を行っています。
Googleは2017年11月、「Google Container Engine(GKE)」の名称を「Google Kubernetes Engine」へと変更しました。
Google Cloud Platformにはもともと仮想マシンを提供するサービス「Google Compute Engine」(GCE)があったため、あとから登場した「Google Container Engine」は、略称がGCEで重なってしまうのを避けるために、コンテナの発音からKをとって「GKE」を略称としていました。
二代目のAzure Container Serviceが略称を「AKS」としていたのは、これにならったものと考えられます。
その後、Google Container Engineは前述のようにKubernetesの名称を打ち出す形でGoogle Kubernetes Engine(GKE)へ改名。今回のAzure Kuberenetes Serviceへの改名は、再びGoogleの後を追った形になりました。
Build 2018
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