「Amazon Linux WorkSpaces」リリース。マネージドなLinuxの仮想デスクトップをクラウドから提供
Amazon Web Services(AWS)では以前から、Windowsの仮想デスクトップ環境をクラウドから提供する「Amazon WorkSpaces」が利用可能でした。それに加えて今回、Linux版の仮想デスクトップ環境を提供する「Amazon Linux WorkSpaces」のリリースが発表されました。
Amazon Linux WorkSpacesは、Amazon Linux 2をデスクトップOSに採用。デスクトップ環境をMATEで構築し、WebブラウザにFirefox、メーラーやカレンダーにEvolution、メッセンジャーにPidgin、そしてオフィススイートにLibre Officeが用意されています。
また、ファイルマネージャやイメージエディタ、ターミナルエミュレータもMATEに含まれているものが利用可能。
クラウドの開発環境としてLinuxを選択している開発者は少なくないと思われます。Amazon Linux WorkSpaceを用いることで、開発環境を含むデスクトップ環境全体をクラウドのマネージドサービスとして展開することが可能になりました。シンプルかつ堅牢で持ち運びが容易な開発者向けの環境を構築する選択肢が増えたと言えそうです。
Amazon Linux 2のLTSが正式版に
これにあわせて、Amazon Linux 2のLTS(Long Term Support)が正式版になったことも発表されました。
LTSによりAmazon Linux 2に対するサポート、アップデート、バグフィクスなどがこれから5年間、2023年6月30日まで提供されることになります。
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