[速報]AIがコードのレコメンドやバグの指摘など開発を支援してくれる「Visual Studio IntelliCode」発表。Build 2018
マイクロソフトは、米国シアトルで開催中のイベント「Microsoft Build 2018」で、AIを用いてプログラマの開発を支援する「Visual Studio IntelliCode」を発表しました。
Announcing Visual Studio IntelliCode - Enhancing everyday software development with the power of #AI across the entire development lifecycle. See what’s coming: https://t.co/k5eaYWcfnM #VS2017 #VSIntelliCode pic.twitter.com/ckX527nWNh
— Visual Studio (@VisualStudio) 2018年5月7日
Visual Studioには、プログラマが記述するコードの補完、入力候補の表示、ヒントの表示などによってコーディングを支援する「IntelliSense」と呼ばれる機能があります。
今回発表された「IntelliCode」は、こうした支援機能を機械学習を用いることでさらに前進させ、範囲を広げたものです。機械学習は、GitHubなどの公開されているコードを基に行われたと説明されています。
IntelliCodeでは、IntelliSenseと同様に入力候補や補完候補など表示してくれますが、機械学習を用いることでより適切なレコメンデーションやヒントの表示などを行うようになっています。
コーディングの場面だけでなく、プルリクエストを受け取った場合には、レビューに関するアドバイスをしてくれます。
コードを分析し、なにか問題がありそうな部分についてコメントをしてくれる機能も備えています。下記では、コードの中に不要な変数が含まれていることを指摘しているところです。
IntelliCodeは現時点ではC#が対象で、Visual Studioの実験的な拡張機能としてプライベートプレビューの段階だと説明されています。
Build 2018
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