国内パブリッククラウド市場、2022年には2017年の約3倍に。セキュリティに対する漠然とした不安は解消。IDC Japan
調査会社のIDC Japanは、国内パブリッククラウドサービス市場予測を発表。2017年~2022年の年間平均成長率は22.9%で推移し、2022年の市場規模は2017年比2.8倍の1兆4655億円になるとしました。
調査対象となったのは、パブリッククラウドで提供されている「SaaS」「PaaS」「IaaS」です。
パブリッククラウドへのセキュリティの懸念は解消
国内IT市場では、「クラウドファースト」から「パブリッククラウドファースト」へと、パブリッククラウドサービスを重要視する企業が増加しており、この背景にはパブリッククラウドサービスの「セキュリティ」に対する漠然とした懸念が解消されるとともに、運用サービスを付加したマネージドパブリッククラウドサービスを提供するベンダーが増加したことがあげられています。
また、国内パブリッククラウドサービス市場の成長を支える重要な要因として、従来型ITからクラウドへの移行が堅調に進んでいることもあげられました。
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