プログラミング言語ワースト10は?/Jenkins X発表/Java 10がリリース/Googleが「Dart 2」発表ほか、2018年3月の人気記事
フリーランスになる前、僕はアイティメディアという会社に勤めていました。その会社を辞めたのがいまから10年前の2008年3月末なので、僕のフリーランス歴は10年になりました。ずいぶん長くなりましたね。
会社員の方は4月になって肩書きが変わったり異動された方もいらっしゃると思います。新たな環境でのご活躍を祈念しています。
では、先月の人気記事を紹介していきましょう。
2018年3月の人気記事
1位 人気が下降しプログラマの求人も少ないプログラミング言語ワースト10は? 一方で仕事の多い言語は? CodementorXとCoding Dojoの調査結果
2位 「Jenkins X」発表。Git/Docker/Kubernetesに特化したことでCI/CD環境の構築運用を自動化
3位 Java 10が本日付で正式リリース。ローカル変数の型推論、ガベージコレクタが入れ替え可能、不揮発性メモリ対応など。Java 9は早くもサポート期間終了
プログラミング言語の人気ランキングというのはときどき見かけますが、ワーストランキングは珍しいですよね。1位の記事はその話題を取り上げて注目されました。
Publickeyでは、Java 10からのJavaのライセンスやリリースモデルの変更について以前から積極的に取り上げています。3位にはその話題を取り上げた記事がランクインしました。
4位 Googleが「Dart 2」発表、Dartを再起動。iOS/Android用ライブラリ「Flutter」と共にWebとモバイルのクライアント開発にフォーカス
5位 マイクロソフト、Windows 10に機械学習の実行環境とAPIを備えた「Windows ML」搭載へ。Windowsを学習済みモデルの実行プラットフォームに
6位 オープンソースのWebIDE「JupyterLab」がベータ公開、Python/R/Scalaなどに対応。データ解析環境から統合開発環境へと進化
7位 来月にはJava 10が登場し、9月にはJava 11が登場予定。新しいリリースモデルを採用した今後のJava、入手方法やサポート期間はこう変わる(OpenJDKに関する追記あり)
8位 マイクロソフト、仮想マシン上のUbuntuへWindowsからコピー&ペースト、Ubuntuからローカルドライブへのアクセスなど可能に
9位 AWSの各種サービスやSDKのドキュメントがオープンソースとしてGitHubに公開。誰でもコントリビュートや再利用が可能に
10位 JavaScriptのコードとService Workerをユーザーに近いCDNのエッジで実行可能。Cloudflareが「Cloudflare Workers」を提供開始
5位の記事で触れた、Windows 10の次期アップデートで機械学習機能が入る件。今後のWindowsアプリケーションの動向にも影響するように見えて個人的に注目しています。
2018年3月の運営報告
毎月恒例、Publickeyの運営報告です。Google Analyticsによると、2018年3月のページビューは41万2451、ユニークユーザーは17万682でした。
そろそろPublickeyもHTTPS化をしなければと思っていまして、いまの計画だと4月末からの大型連休中に作業をするつもりでいます。HTTPS化すると過去のブックマークなどがリセットされてしまうのがちょっと残念ですね。
4月も頑張ってよい記事をお届けしていきますので、引き続きご愛読のほどよろしくおねがいします。
あわせて読みたい
AWSにおける可用性の柱「アベイラビリティゾーン」、この10年の進化とは? Azureも可用性ゾーンを正式サービスとして開始
≪前の記事
「TensorFlow.js」公開、Webブラウザ上で機械学習の開発、学習、実行が可能に。WebGL経由でGPUも活用