Windows Server、今後は年2回の新機能アップデート、Windows 10と同様3月と9月に。ただし数年ごとのメジャーバージョンアップも継続
マイクロソフトはWindows Serverに対して年に2回ずつ新機能を追加していく「Semi-annual Channel」を提供することを明らかにしました。
Windows 10と同じく、3月と9月の年2回新機能を追加
Windows 10はすでに3月と9月の年に2回、定期的にメジャーバージョンアップが行われることが発表されており、これまでも昨年のAnniversary Update、今年のCreators Updateなどが実施されました。
Windows Serverも今後はWindows 10の年2回のアップデートと同じタイミングである3月と9月に、新機能とセキュリティパッチを含むアップデートが行われることになります。また、管理ツールであるSystem Centerも同様に年2回のアップデートが行われるようになるとのこと。
This option provides opportunity for customers who are innovating quickly to take advantage of new operating system capabilities at a faster pace, both in applications – particularly those built on containers and microservices, as well as in the software-defined hybrid datacenter.
このオプションは、オペレーティングシステムの機能拡張による利点をより迅速に取り入れたいお客様~特にSoftware-Definedなハイブリッドデータセンターや、コンテナやマイクロサービスでのシステムを構築しているお客様に、その機会を提供するものです。
(「Delivering continuous innovation with Windows Server」から)
ただしWindows 10では年2回のアップデートだけでメジャーバージョンアップはなくなりましたが、Windows Serverでは「Long Term Servicing Channel」と呼ばれる、数年ごとのメジャーバージョンアップは今後も計画されるとしています。
今後のWindows Serverのバージョンは、Semi-annual Channelでアップデートした年と月が付くことになるようです。例えば、次回の(そして最初の)Semi-annual Channelのアップデートは今年の9月に予定されていますので、「version 1709」となり、その次の2018年3月のアップデートは「version 1803」となります。
Semi-annual Channelによるアップデートは、以後18カ月サポートされることになります。
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