Web APIをRDBにモデル化。RESTfulもSOAPもODBC/JDBC経由で簡単にアクセス可能にする、CDataのドライバ群[PR]
クラウドサービスの普及とともにさまざまなAPI、いわゆる「Web API」がインターネット上に公開されるようになりました。そしてWeb APIを組み合わせることで、これまでになかったようなアプリケーションや強力なアプリケーションを作れるようになっています。
例えばTwitterのようなソーシャルメディアから自社に関するツイートをデータとして取得、分析することで、広告や製品に関する消費者の反応を知るアプリケーションが作れるでしょう。
また、Salesforce.comのような顧客管理システムと自社の業務システムの顧客一覧をAPIで連携させたり、あるいはkintoneのようなクラウドサービスと自分のPCのExcelデータとの統合なども実現できます。
膨大なAPIの使い方、全部覚えますか?
Web APIは大変便利ですが、一方で課題もあります。それはWeb APIがすでに多数あり、それぞれのWeb APIはRESTfulやSOAPなどさまざまなスタイルで実装されているため、Web APIごとに異なる呼び出し方や戻り値やデータ構造などを理解しなければ、利用したり組み合わせたりするのが難しいという点です。
しかもWeb APIはクラウドやサービスの進化とともにさらに強化され、バージョンアップし、あるいはその一部は廃れていくことでしょう。こうした変更に合わせてアプリケーション側の書き換えも必要です。しかしそのタイミングはWeb APIを提供しているサービス側が決定しており、自社の都合に合わせてくれることはありません。
Web APIをRDBにモデル化し、ODBC/JDBC/ADO.NETへ共通化
そう見ると、さまざまなWeb APIを組み合わせたシステムとは、たとえWeb APIのひとつひとつがシンプルであったとしても、 膨大な組み合わせの中から適切な選択を行い、使い方をマスターし、サービスのバージョンアップや新サービスの登場に合わせてつねに継続してWeb APIの使い方を最適化し、メンテナンスしていくシステムであるということに気が付きます。
ここに、Web APIを利用する課題のひとつがあるといえます。
CData Softwareが提供するドライバ製品群は、こうした課題を解決するためのソフトウェアです。最大の特徴は、Web APIをRDBにモデル化し、よく知られているJDBCやODBC、ADO.NETなどを用いてSQL構文でデータの取得、追加、更新などの操作が可能な点にあります。
つまりエンジニアは、Web APIごとに異なる使い方やオプション、データ構造などを覚える必要はなく、CDataドライバ経由であればデータの取得にはSELECT文を、データの追加にはINSERT文を使い、データはつねにテーブル形式で取得できるようになるのです。
そしてWeb APIのバージョンアップや変更などもCDataのドライバ製品が吸収してくれるため、APIが変更されたためにアプリケーションのコードをそれに合わせて変更しなくてはならない、といった手間を防ぐことができます。
CDataのドライバ製品群はJDBC、ODBCもしくはADO.NETのドライバとして実装されています。JDBC、ODBC、ADO.NETをプログラムから呼び出してアプリケーションを開発するのに使えるだけでなく、例えばExcelのようにODBCドライバに対応しているアプリケーションと組み合わせて利用すれば、SQLさえ意識することなく使うことも可能です。
CDataの機能はドライバ側だけで実装されており、ミドルウェアなどに依存しません。そのため、導入はクライアント側になるPCやサーバにソフトウェアを導入するだけです。このシンプルさも大きな特徴でしょう。
TwitterのデータをExcelに展開するのも簡単
実際にCDataのドライバを使った例を見てみましょう。
ExcelはODBCに対応しており、CDataのドライバ「Excel Add-in for Twitter」を使うとExcelから簡単にTwitterのAPIを叩いてデータを取得できるようになります。ダウンロードしてインストールすればExcelにリボンメニューが追加され、利用可能に。
Twitter APIの利用に必要な認証機能であるOAuthも、CDataが用意しているウィザードに必要な項目を入力するだけで設定できます。
Twitter APIに接続すると、取得できるデータの一覧が表示されます。ここから選択するとSQL文が生成されるので、それをカスタマイズすることも可能。
実行すればデータがExcelのワークシート上にロードされます。
データのロードだけでなくワークシート上のデータをTwitterに投げる、つまりExcelからつぶやくことも可能です。
このようにCDataのドライバは導入や設定も含めて使いやすくできており、JDBC/ODBC/ADO.NETに対応していることからさまざまなツールやアプリケーションに組み込めます。
例えばExcel、Access、Officeなどのアプリケーション、Visual Studio、Eclipse、NetBeans、IntelliJといった開発ツール、PowerBIやTableauなどのBIツール、ActiveReportsやCrystalReportsなどの帳票ツール、さらにはASTERIA WARPやDataSpider、Informaticaといったデータ接続ツールやJBoss、WebLogicといったミドルウェアなどまで対応するのです。
これにより、例えばアプリケーションやBIツール、帳票ツールなどからCDataドライバ経由でさまざまなクラウドサービスのWeb APIを叩いてデータを取得、分析やレポートを作成することが気軽にできます。
さまざまな業務アプリケーションのデータ連携パターン
さらに業務アプリケーション間の連携、例えばSalesforce.comと自社アプリケーションのデータ統合、Microsoft Dynamics CRMとSalesforce.comとのデータ連携、あるいは中継サーバによってさまざまなサービスの情報を統合し、ポータル画面で提供するなど、さまざまなパターンが考えられるでしょう。
CDataの日本法人であるCData Software Japanのゼネラルマネージャ、疋田圭介氏は「日本でもトレンドは始まっていますが、『マルチクラウド運用』『マイクロサービス』『APIエコノミー』『フィンテック』にはAPIによる連携が不可欠です。CDataは共通化されたドライバの提供により多くの企業のモダンなクラウド利用をサポート致します。接続可能なサービスとしてはSalesforce、DynamicsCRM、Google などはもとより、NetSuiteやZohoといった日本のデータ連携ツールが手薄な外資系サービスの対応が充実しつつ、しかもkintoneやMoneyForwardのような日本のサービスにも幅広く対応するところがCDataの強みのひとつです」と説明。
CData ドライバは、海外では大企業、中堅中小企業、金融機関、政府機関、教育機関で幅広く利用されています。カスタムアプリケーションでの利用のみならず、BI、帳票、ETL、DWHなどデータを扱うソフトウェアにドライバを組み込んで提供されているケースも多いとのこと。
同社日本法人は日本市場において企業向けデータ連携製品に強いインフォテリアと米CData Softwareが協同で設立したものであり、しかも帳票に強いウィングアークとも技術提携を発表するなど、国内市場へ強くコミットする姿勢も明確にしています。
(本記事はCData Software Japanの提供によるタイアップ記事です)
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