VMware、新ネットワーク仮想化「VMware NSX-T」発表。コンテナ、Ubuntu、RHEL、OpenStackなど非vSphere環境をサポート
VMwareは、非vSphere環境であるUbuntu、Red Hat Enterprise LinuxやOpenStackなどをサポートするネットワーク仮想化機能「VMware NSX-T 1.1」を発表しました。
NSX-Tは、コンテナなどの新しいアプリケーション環境や、複数のOSやハイパーバイザなどが混在するヘテロジニアスな環境に向けて開発されたネットワーク仮想化機能。
NSX-TはVMwareのコンテナ専用プラットフォームであるPhoton Platformに統合されるほか、非vSphere環境であるKVMを用いたUbuntuとRed Hat Enterprise Linuxもサポート。また、OpenStackもサポート。さらに、コンテナのネットワーク構成を実現する標準として策定中のContainer Network Interfaceにも準拠するとしています。
こうしたさまざまな環境に対応するため、NSX-Tでは「マネジメントプレーン」「コントロールプレーン」「データプレーン」が分離されたアーキテクチャになっています。
NSX-Tによって仮想ネットワークのほか、ネットワークスイッチ、分散ルーティング、分散ファイアウォールなどが実現されます。
VMwareはプライベートクラウドやパブリッククラウド、仮想マシン、コンテナなど、あらゆる環境にまたがる仮想ネットワークをNSXとNSX-Tによって実現するNSX Everywhereな戦略を展開するとしています。
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