[速報]VMware Cloud on AWS、本日より提供開始。AWSのベアメタルでVMware環境を提供。VMworld 2017 US
VMwareとAmazon Web Services(AWS)は、AWSのクラウド基盤にVMware環境を構築し提供する「VMware Cloud on AWS」を本日から提供開始すると、ラスベガスで開催中のイベント「VMworld 2017 US」で発表しました。
VMworldの基調講演には、AWS CEOのAndy Jassy氏がゲストとして登壇(写真右。左はVMware CEO Pat Gelsinger氏)。
「これまで私たちは、AWSへの移行によってVMwareのソフトウェアが使えなくなるか、あるいはVMwareを使い続けることでAWSへの移行を困難にするか、いずれかの選択肢を選ばざるを得なかった。
VMware on AWSは、このベストなプライベートクラウドプロバイダとパブリッククラウドプロバイダをシームレスに簡単につなげるようにする」(Andy Jassy氏)
VMware Cloud on AWSはAWSのベアメタル環境上に構築
「VMware Cloud on AWS」は、vSphere、vSAN、NSXなどのVMware環境をAWSのベアメタル環境のうえで実現したもの。オンプレミスのVMware環境とシームレスに統合でき、vCenterで統合管理可能。AWSが提供するさまざまなサービスとの連携もできるようになっています。
オンプレミスのVMware環境と互換性があるため、オンプレミスのワークロードのクラウドへの移行や、クラウドへの負荷分散、一時的に利用するテスト環境などのユースケースに適しています。
VMware Cloud on AWSはVMwareが顧客の窓口となって販売、サービスの提供、サポートを行います。
36コア、512GBメモリ、15TB SSDのベアメタルを使用
VMware Cloud on AWSでは36コア、512GBメモリ、15TB SSD(NVMe)のベアメタルサーバを顧客が専有。そのうえでvSphereによる仮想サーバの提供が行われます。
仮想サーバは4ノードから16ノードまでのクラスタ設定が可能。
費用はオンデマンドの利用で1時間ごと、もしくは1年か3年の契約が選択できます。
VMware Cloud on AWSが最初に提供されるのはAWSの米国西部(オレゴン)リージョン。2018年にはワールドワイドのリージョンに展開する計画です。
VMworld 2017 US
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