マイクロソフト、Visual Studio 2017の一部「Visual Studio Test Platform」をオープンソースで公開。ユニットテストの実行や結果データの収集などを行うテスト基盤
マイクロソフトはVisual Studio 2017(現在、リリース候補版)の一部として提供される「Visual Studio Test Platform」をオープンソースで公開したことを明らかにしました(GitHubのページ)。
Visual Studio Test Platformはユニットテストの実行基盤です。外部からの操作を受け付ける「Test Runner」、テストを実行する「Test Execution Host」、テスト結果を収集する「Data Collector Host」、統合開発ツールやエディタなどと連係する「IDE/Editor」などから構成されます。
Visual Studio Test PlatformはC#、JavaScript、Pythonなど多数の言語に対応しており、またアダプタ経由で多数のテストフレームワークにも対応。アダプタの多くはVisual Studio Marketplaceで入手可能とのことです。すでにMarketplaceにはNUnit、xUnit、Jasmine、tSQLt、Boost、NSpec、Google Testなどさまざまなフレームワークのアダプタが入手可能。
またMSTestV2テストフレームワークのアダプタは数カ月以内にオープンソースで公開する予定とのこと。
今後のロードマップとしてはユニバーサルWindowsプラットフォーム(UWP)アプリへの対応、JSONプロトコルを経由してさまざまなエディタとの統合の実現なども進めていくとしています。
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