[速報]Rubyのコアコミッター笹田耕一氏、クックパッドへ
Rubyのコアコミッターである笹田耕一氏が、レシピ共有サービスなどを展開しているクックパッドへ入社することが、今日1月21日に都内で開催されたイベント「Cookpad TechConf 2017」で発表されました。
クックパッドのアプリケーションはおもにRubyで開発されており、これまで同社は「巨大なRailsのアプリケーションをいかに速く動かすかに取り組んできた」(成田一生 執行役CTO)。
そのなかで最近のRubyのアップデートはVMによる高速化や世代別ガベージコレクションの採用などによる性能向上が続いており、「じゃあ高速化に取り組んでいる人がクックパッドのコードを使って高速化に取り組むことができたらもっといいんじゃないか、という発想から笹田さんをお招きすることができました」(成田氏)と、成田氏は笹田氏の入社の経緯を説明します。
笹田氏は「これまでRubyに対して貢献をしてきていて、これからもクックパッドで引き続きRuby 2.5、2.6、そして次のメジャーバージョンのRuby 3が控えているんですけど、それを成功させて、例えばほかの言語に比べてRubyはだめだよねというのをくつがえすような貢献ができればと思っています。」と、クックパッドの入社後もRubyの強化に貢献していくとしています。
笹田氏へのインタビューなど詳しい記事を別途掲載予定です。
Cookpad TechConf 2017
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