Pivotal Cloud Foundry 1.10がリリース。.NETアプリケーションをフルサポートし、LinuxとWindowsを統一してカバーできるPaaSに
オープンソースで開発されているPaaS基盤ソフトウェアの「Cloud Foundry」の商用版である「Pivotal Cloud Foundry」の最新バージョン「Pivotal Cloud Foundry 1.10」がPivotalからリリースされました。
Pivotal Cloud FoundryはJavaや.NET、Ruby、PHP、Node.jsなどさまざまな言語に対応し、さらにDockerコンテナにも対応。アプリケーションの実行と運用のプラットフォームとして、フェイルオーバーやスケールアウト、スケールインなどの機能を提供します。
対応OSとしてLinuxだけでなくWindows Serverにも対応。
分離セグメントを設定可能に
Pivotal Cloud Foundry 1.10の主な新機能として、アプリケーションごとにホストVMを分離することで、ワークロードを特定のハードウェアに割り付けたり、アプリケーションごとに安全に分離するといった機能を実現する「Isolation Segments」。また、「Container-to-Container Networking」(ベータ)では、コンテナ間のネットワークを設定できるようになりコンテナ間のネットワーク構成の最適化やネットワーク構成の柔軟性の向上が期待できます。
.NETアプリケーションをフルサポート
また、Windows Server上では、オープンソースの.NETフレームワークである.NET Coreだけでなく、マイクロソフトが提供するフル機能の.NET Frameworkもサポート。従来の.NETアプリケーションがPivotal Cloud Foundryで実行可能になりました。
これによって本当の意味でPivotal Cloud FoundryはLinuxとWindowsの両方のプラットフォームとそのアプリケーションをカバーできる統合的なPaaS基盤ソフトウェアになったのだといえるでしょう。
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